学生は勉強と実践どちらが大事なんだろうか: HAL Advent Calendar 2017
HAL Advent Calendar 2017
今年も頑張るぞい 。 私はいまHAL大阪という学校に通っている「ぺい」です。最近はGo言語がマイブームです。いま力を入れて勉強しているのはインタプリタと英語です。
学生は勉強と実践どちらが大事なんだろうか
結論: 陳腐化しない内容を勉強する。実践はいずれ誰でもすること。
いまの自分のままで大丈夫か?という”焦り”
就職を来年に控えて、エンジニアとして生きていくわけなんですが、「学校の授業は全く役に立たないので、さっさと働いて実力つけたい!」と結構前から思っています。その背景にあるのは、”焦り”です。そういう感情が生まれたのは、昨年のインターンで同期の優秀なエンジニア達との交流からで、このままじゃ自分は通用しない!大変だ!とどこかで焦っているからだと思います。恐らくこの記事を読んでいる人の中にも、私と同じように解消されない焦りを抱えている人や、どこかで不安を感じている人はいるでしょう。今回はそういった人向けに、今年一年間で私なりに出た結論を紹介致します。何か参考になれば幸いです。
実践で学べないことはある
「勉強するよりも、実践を積み重ねた方が実力伸びるんじゃね?」と考えた人はいると思いますが、実践では学べないこともあります。それは会社に入社する場合でも、起業をする場合であってもです。 それは、業務に直接必要がない知識です。では、自分のケースで考えてみましょう。
入社予定の会社は、アドテクやメディアをメイン事業として展開しており、社内だけで幅広い分野に携わることが出来る。また、定期的に技術審査会が行われるので、自分の実力などを客観的に評価されるタイミングを定期的に得ることが出来る。 現状は海外展開が目立って行われていないので、エンジニアは英語を業務で使うことはない。
仕事の中で学べそうなこと
- パフォーマンスチューニング
- BtoC BtoBのシステム開発
- インフラ、サーバーサイド、フロントなど様々な開発
- レビュアー、レビューイ
- その他色々
恐らく仕事で学ぶ可能生がないこと
ここで分かることは、開発経験などは仕事で結構出来そうです。(もし、東京在住なら内定者バイトいてますが・・・w) 逆に、英語や低レイヤな内容は、業務でやらなさそうなので、何年間やったとしても体得することは出来なさそうです。 ここで言いたいことは、実践だけでは得られない知識は存在するということです。
役に立たない = すぐ使えないもの ≠ ずっと役に立たない
いま自分は、インタプリタと英語の勉強をしています。そんな業務で使わないようなものなのに、それって意味ある?と思う方はいると思います。これは確かにお金には直結しないかもしれません。しかし、いま学んでいる内容は、今後長く使える知識だということが重要です。つまり、見えている将来では役に立たないかもしれませんが、もっと先の将来では役に立つかもしれません。 例えば、いま私が読んでいる本はWriting An Interpreter In Goで、全て英語で書かれている洋書です。これを読むモチベーションは、いままで書いてきたプログラムは動いているのかを少しでも理解したい気持ちとASTを使ったコード生成に興味が湧いたからです。また、洋書は読むのが結構辛いのですが、英語の勉強を丁度していたので、どうせならまとめて勉強出来るから、頑張ってみようと始めました。ちなみに英語は週に一回ペースで、英会話に通っています。 インタプリタにしても、英語にしても、共通しているのは、一度学べば陳腐化することはあまり無い。しかし、習得にかなりの時間を要することです。こういう特徴を持ったものを社会人になってからやるのは結構辛いです。だからこそ、いま実践よりも優先して学ぶことにしました。
時間がある内に出来ることに注目
内定先でバイトしたり、もっと実践的な場に身を置きたい!などの気持ちは分かります。私みたいに住んでいる場所や学校のカリキュラム的に無理という人は居ると思いますが、実践はいずれみんなすることです。いまだからこそ出来ることはあるので、探してみることをおすすめします。