ぺい

渋谷系アドテクエンジニアの落書き

Bonfire Backend #2 参加レポート

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yj-meetup.connpass.com

イベントの参加レポートです。スライドを見ればわかる内容はここでは書きません。

Apache Kafkaによるログ転送とパフォーマンスチューニング

www.slideshare.net

この発表では、Kafkaについての発表でしたが、起きた問題については、リクエスト数が多いサービスなどでは、既知感のある課題でした。
僕もいまの会社で似たような問題に直面したことがあり、チューニングするなどをしたことがあったのですが、やっぱ、人々はログストリームどうする問題に直面しているんだな・・・って気持ちになった。

スライドでは、細かい仕様が示されてなかったので、サービスの特徴は想像するしかなかったのですが

  • Producerの数減らせない
  • Partitionを減らせない
  • タイムアウトを長くできない

などの制限があったそうで、なかなか、面倒そうだと思う一方で、Kafkaはかなり色んな便利機能を用意してくれてるんだなーということが分かった。 弊社では、ほとんどのサービスをAWSで構築しているので、Kinesisに比べてKafkaどうなんだろう?とか気になっていたので、ちょうど色々話が聞けてよかった。

Better docker image+

speakerdeck.com

Dockerについて、ひたすら語る発表でした。たまたま、EC2などで動いていたサービスをコンテナ化をして、Fargateで動かすなどをしていたので、Dockerのベストプラクティス周りの話を聞けてよかった。 特にこれから、Docker使っていくぞい!って人にはかなりおすすめな内容でした。

  • curlwgetで何か取得する時に遅い問題に対して、並列ダウンロードで解決するは、盲点だった
  • buildkitをとりあえず使ってみよう
  • dockerについてここまでやり込むのは単純にすごいと感じたw

Akka streamsを活用したログ集計に優しいデータフローの構築

speakerdeck.com

adtech studioのログ集計で、Akka streamsを使った話でした。僕も現在、アドの開発、運用に携わっているのですが、あまり他社の実装例を見る機会がなかったので、興味深い内容でした。

  • 既存の置き換えに、Firehoseってそのまま使えないのわかる
  • 便利そうだけど、Akka stremesの管理コストとかどうなんだろとか、いちいち思う自分は、フルマネージドサービスを使って済ませたい側の人なんだなと聞いていて感じた

広告配信サービスにおけるパフォーマンス対策、やるかやらないか

speakerdeck.com

弊社のCTOの @katzchang による発表でした。内容としては、パフォーマンスチューニングに対する取り組みについての、現場感のある発表でした。
実際のところどうなの?って話ですが、弊社の開発のノリそのままです。

この発表を聞いて、改めて実感した弊チームの良い点は、 イデアを試せる権限を与える でした。配属されてから、当たり前のように本番環境へのデプロイをしたり、本番で計測してみたりを、この前まで学生だったひよっこエンジニアにも出来るように権限が与えられている点です。これによって、改善しようと思えば出来るという環境が整っていることです。

最初は、本番に何かするというのは、恐怖に近い感覚を持ちましたが、いまはそれが出来るお陰で、スピード感を保って開発が出来ているんだなと確信している。

SpeedCurveを駆使した継続的なパフォーマンス改善

www.slideshare.net

パフォーマンスの改善したいけど、わりと大変だったりするし、何か新しい機能が増えるわけではないので、実際やろうと思うと、色々ビジネス観点のメリット見えにくいから進めにくいですよね?みたいな話でした。

技術者目線、サービス目線を見て、両者が納得をもって進めれるWin Winの仕組みがあるそうで、それは、サービスのKPIとパフォーマンスの因果関係を証明すれば、改善しても良い というものでした。企業規模の大きい会社でも、フットワーク軽く動けるように、仕組み化までしていて、素直にすごいなと感じた。

感想

東京に来てから、わりと知識欲が満たされがちで、勉強会を開催するも、参加することがあまりなかった僕ですが、友人が中心となって主催していたことや、弊チームのCTOが発表することもあり参加しました。
全体的に自分にとってタイムリーな話題や、気になっていたことが発表で出てきたりと、最初から最後まで楽しめた。また、バックエンドと題しているだけあって、踏み込んだ話が多かったのも良かった。(個人的にはもっと具体的な話でも良いくらい

運営のみなさま、お疲れ様でした。また、参加出来そうなら参加したいと思います。